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ここは、南青山の「青山ブックセンター」の目の前にあるカフェ。 この日は、まさしく梅雨と云うシトシトとした雨が 午後から落ちて来ました。 そんななか、芝居の開演を前にお茶をしながら 気分を盛り上げているのでした。 |
「こどもの城」の入り口です。 ここには、残念な事に芝居を観る時以外には来た事が 無いのですが、じっくり遊びに来ると楽しそうな、 気になるものがたくさん有ります。 下の写真は、円形劇場のロビー。 いよいよお芝居の始まりです。 |
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遊機械の芝居リッチな公演では、一昨年あたりから一貫して 死と再生の物語が、姿を変えながら、繰り返されています。 ちょっと前のいわゆる遊機械のイメージから、 かなり舳先を変えている印象です。 一昨年の「ライフレッスン」では、子宮をメタファーとした 舞台美術に代表される様に、再生が強く意識されていました。 昨年の「こわれた玩具」では、全く逆に 死の匂い強く立ちこめる舞台で、 遊機械のファンを自認する人たちのなかでも、 好き嫌いの物議をかもしましたものです。 そんな、こんなで、今年の「食卓の木の下で」。 果たして、どんな風に仕上がっているか、とても楽しみです。 |
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物語は、乳飲み子の誕生とその死、と云う極めて重苦しい バックグランドの中で、何とかハッピーエンドに 仕立てられていました。 死と再生、それに今流行の癒しの味付け、 と云う所でしょうか。 ラストシーン。ステージ上に残されたテーブルの上に、 芽吹いたばかりの若木が一本残されていました。 新生?、遊機械はいったいどこへその枝を 伸ばそうとしているのでしょうか? それから、今回芝居の手法自体にも大きな実験を 取り入れていた様です。 これまで遊機械と云えば、モノローグを多用して、 それを紡いでゆくイメージが強かったと思うのですが 今回、徹底的にモノローグを排除していました。 モノローグは、オープニングとエンディングの 高泉さんのセリフだけ。 得意技を一点に凝集させただけに、とても印象的でした。 次回公演は、一転、楽しい遊機械、 オーマイパパです。 |