僕らの愛した若大将


作・演出 見上裕昭 (北区つかこうへい劇団)
出演:相馬あゆみ、小川岳男、吉田智則、安村和之、他


小劇場入り口

地下鉄王子駅4番出口、徒歩1分
地下通路には、ポスターも貼ってあって、
一応確認したつもりで地上へ上がってみました。
でも、めざす王子小劇場はなかなか見つかりません。

困ってしまって、もう一度、地下にもぐって、
ポスターを確認し直してしまいました。

こんな見つけ難い劇場ですが
劇場自体は、とっても良い感じです。
100名強のキャパしかなく、
もう、すぐ目の前が役者さん、
という芝居を観るには最適です。

肝心の芝居の内容はというと、
これはもうつか芝居の完全な亜流というか、
チョット勘弁して欲しいな、
という感じでした。

60年代、全共闘、
僕たちの世代には、耐えられないほど
ノスタルジックです。

しかし、ご本家つかさんの前で、
同じ役者を使って、同じネタでは、
ご本家に勝てようはずもありません。

ちょっと辛口になりましたが、
もっと頑張ってもらいたいものです。

ポスター
ホール入り口 さて、役者は力が有ります。

小川岳夫は、前回、石原熱海の大山金太郎で見たときは、
どうして抜擢されたのだろう、
と思ったものです。

でも、今回の芝居を観て、理由が分かった様な気がします。
彼の頑張りが、芝居全体を救っていた様に思いました。

吉田さんも、いつもどおりの安定した演技、
しらけがちな芝居のテンションを盛り上げます
また、物語の語り部として、要所要所で舞台を引き締めます。

それにしても、彼は売春捜査官で本当に一皮剥けました。
今年も、紀伊国屋ホールでの売春捜査官、
楽しみです。

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