寝盗られ宗介'98

徳川六代将軍・家宣の若き日の恋


作・演出 つかこうへい
出演:藤山直美、西岡徳馬
    こぐれ修、トロイ、春田純一、他


銀座セゾン劇場の垂れ幕

さすがにマチネでは、お年を召した方が多い
客席でした。

いい年をした男性が、
昼間っからプラプラ芝居など
観に来ているとちょっと肩身か狭い感じが
しました。

それから、つか芝居を観に来た、というより、
藤山直美を観に来た、と云う方が多いのかも
しれません。
芝居は、なんと3時間の長丁場でした。
マチネと夜公演とでは、
内容がちょっと違うのかもしれません。

芝居はと云うと、つか芝居は、ふつう、
つか色一色の舞台になるものですが、
主演が藤山直美 西岡徳馬だと、
ベテランの味と云うのでしょうか、
余りつか色が前面に出ない芝居でした。

銀座セゾン劇場入り口
ポスター 藤山直美の存在感は、さすがと云えましょう。
こう言っては直美さんに失礼ですが、
だんだんきれいに見えてくるのですから、
不思議なものです。

劇中劇に大岡越前に扮する春田純一も
久しぶりですが、キレた感じが健在で、
良かったです。

最後に、
「モンテカルロ」の若林ケンさんではないですが、
つかさんは、また新しい歌手を連れてきて、
ステージに上げていました。

彼がまた歌が上手くて、ラストシーン、
遂に白無垢姿の藤山直美扮する
レイ子が登場する真っ白なシーンで、
生歌で「アダモ」を歌うものですから、
思わずジーンと来てしまいました。

今回も、胸を熱くしながら、
劇場を去る事が出来ました。

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