野田地図番外公演

Right Eye


作・演出 野田秀樹
出演:野田秀樹、牧瀬里穂、吹越満
於:シアタートラム


ポスター

超難関の中、運良く手に入れられたチケット、
劇場に入ってみると、なんと一等前の席でした。
舞台の袖の方でしたが、それでも、もうワクワクです。

開演時間、何気無く目の前に姿を見せた人が、
なんと野田さん、タイプをパチパチ、
芝居を始めました。

どうもこちらを見ている様な気がして
舞台上をしっかり見られませんでした。

この芝居、これ迄の野田芝居と
ちょっと趣が異なる様です。
ゴロ合わせ的な言葉遊びの中から湧き出てくるセリフと、
そのセリフが紡ぎ出す意表を突くダイナミックな物語、
と云うのがこれまでのスタイルでしたが、

今回は、「ノンフィクション演劇」?と称する様に
普通の言葉で語る野田秀樹でした。

見る側としては、ちょっと勝手が違うかな、
と云う感じも無きにしも有らずでしたが、
普通の言葉でも、野田秀樹から発せられるセリフの響きは
とても美しいものでした。
シアタートラム入り口
トラム入り口2 さて、役者さんですが、
パンフにも書かれていましたが、
この至近距離で牧瀬里穂を見られただけでも、
とても贅沢でした。

なんといっても美しい。
幻想的なほどに美しい。

芝居のオープニングで、大きなアイリスが開き、
その真っ白な光の中に浮かび上がった牧瀬には
もう、美しい以外の形容詞は思い浮かびません。

やはり芝居は、役者さんを観に行くものだと
改めて思いました。

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