ララバイまたは百年の子守歌

「ハッシャ・バイ」より


2000年2月8日
作・演出 鴻上尚史
出演:筧利夫、石田ゆり子、佐藤アツヒロ、佐藤正宏、 高橋拓自、旗島伸子、生方和代
於:紀伊国屋サザンシアター


ポスターパネル 久々に、鴻上演出の筧利夫。
これを楽しみと云わずに、何としましょう。

さて、お芝居の中身はと云うと
鴻上お得意の劇中劇です。

劇中劇の「ハッシャバイ」では、
実世界と幻想の世界とが序々に入り交じって行きます。
劇中劇を演じている世界もあわせて
それら3つの世界の境界が徐々に曖昧になって行く、、、。

まあ、テーマ自体も、鴻上にしては分かり易くて、
芝居を観た後に、それ程悩まずに済みました。
役者陣はなかなか良くて、
石田ゆり子は、本当に頑張っていました。
予想以上、と云っては彼女に失礼でしょうか。

まあ、一番は筧利夫です。
でも、高橋拓自もがんばっていました。
筧とのコンビで高橋の良いところが消えてしまう
のでは無いかと、
芝居が始まる前はちょっと心配していたですが、
あにはからんや、高橋のコミカルな面が
少し抑え目になって、
その分彼のピュアな所がクローズアップされる
結果になり、また新しい高橋の一面が
見られた様な気がします。
でも高橋は、前作「ものがたり降る夜」のさるのイメージが
どうも抜け切れなくって、いけません。
夜のタイムズ・スクエア
紀伊国屋への連絡通路 今回、役者を語るときりがありません。

生方和代は、5、6年前、つか芝居に出ている頃
見ていましたが、
その頃のイメージは全く有りません。
つか芝居の頃も印象的な役者さんでしたが、
また、違った魅力を発揮していますね。
役者と演出家との出会いと云うのは、不思議なものです。
両佐藤もなかなかでした。
アツヒロ君は、光ゲンジに居た記憶は有るのですが
それだけの印象の薄いこでしたが、
いまやすっかり演技派の役者、と云う感じでした。

正宏さんは、さすがと云う以外には無く、
「ワハハ」の面目躍如と云った感じでした。
チケット

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