番組
能 | 橋弁慶 | シテ | 観世鐵之丞 |
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狂言 | 呼声 | シテ | 山本東次郎 |
能 | 三輪 | シテ | 観世榮夫 |
またしても雨天の為、屋内になってしまった 小田原城薪能。 またもや3年連続との事、これでは「薪」の冠が泣くと云うものです。 実はこのお能が晴れないのは、 私の性なのかもしれません。 実は私、見に行ったopen airのお能で、 天気に恵まれた事は、殆ど有りません。 強烈な雨男なのです。 |
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さて、中身のお話です。 お能は、人間国宝の観世鐵之丞に観世榮夫と云う豪華キャスト。 これは、もうわくわくします。 最初の、観世鐵之丞扮する武蔵坊弁慶、 仮面劇では無いお能を観るのは初めてで ちょっと違和感が有りましたが、 弁慶の踏む足の強さは、年齢を感じさせない力強さが有り、 さすがは鐵之丞、と云った所でした。 また、前回小田原に来られた時にも、 お孫さんを子役で連れてこられて共演していましたが、 今回もその子でしょう、牛若役を見事に演じて やんやの喝采を浴びていました。 |
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最後の「三輪」は、神様が出てくるお話で、 シテは女性のお面をつけており、如何にも能らしいお能です。 仮面劇特有の緊張感と、 物語が単純なだけにシテの舞が大きくフィーチャーされていて、 そして演者が観世榮夫ですから、まさに能の醍醐味を堪能しました。 |