ここでは、もともとは「ピョンヤンから来た刑事」韓国公演を そのままのキャストで公演する予定でした。 頭でセリフの意味が理解出来ないケースで つか芝居の言葉がどれほど心に響くものなのか、 と云う所にとっても興味があっただけに、 「ピョンヤン」の公演中止、差し替えはとっても残念でした。 そんなイマイチ乗りきれない気持ちのまま 紀伊国屋へ足を運んだ訳ですが、 さすがにその辺は考えたのでしょう、 「二等兵物語」はサービス精神旺盛な公演でした。 つか事務所からチケット代の払い戻しがあったのですが、 これなら、お金を払っても文句は無かったかな、 と思われる程でした。 |
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幕が上がってみると、 なぞの新人、藤村君は、なんと北区の職員でした。 大分つかで、黒木瞳とCMで共演までしてしまった 県職員の彼といい、 今回の藤村君といい、つか先生は、面白い人を 発掘するのは、本当に天才的です。 芝居の内容は、満州での従軍慰安婦のお話でしたが、 酒井晴江の慰安婦役はなかなかでした。 彼女は、「ロマンス」の晴江先生役といい、 「すがる女」が本当に良く似合います。 でも、この芝居、何と云ってもお楽しみは、 おまけの部分でした。 石原良純の、石原東京都知事の「シナ」発言 に対するくだりや、 春田純一の特攻くずれの偽韓国人、 清家の切れまくり、などなど。 ほんと、気持ち良く笑わせてもらいました。 |