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いつも様にシアターコクーンへやってきて ふと下を見ると、ドゥ・マゴのオープンエア・カフェで 立食のパーティが開かれていました。 どうやらゴッホ展のレセプションか何かの様です。 それにしても写真の様に クリスマスムードたっぷりのパーティです。 それにしても、2000年を目前にした今年の年の瀬は、 なんともゴージャスな年の瀬になったものです。 |
蜷川さんの芝居は、よく考えてみる 観るのは、今回が初めてでした。 蜷川さん自身は、同じ観客として何度も 見かけているので、何となくファミリアな感じを もっていたのですが、意外に芝居を観るのは 初めてだったのです。 しかしこの芝居、なんと云っても大竹しのぶ。 大竹しのぶは、ばけものだ。 数々の男性が、彼女に惑わされてきたのも 無理は無いです。 チャーミングで、そのくせ何が出てくる分からない つかみ所の無さ。 これじゃ、男は太刀打ち出来ません。 |
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と云うが如く、 野田版と蜷川版、何から何まで好対称を成した つくりでした。 蜷川版は、大竹しのぶを全面にフューチャーしているのに対し、 野田版は、珍しく野田秀樹も目立たず、 本当に全員のアンサンブルが成功していました。 舞台美術などの作りも 蜷川版は、かなりリアリスティックに作っているの対し、 野田版は、日比野克彦による抽象的な作り。 2000年を間近に控えての、この歴史的な対決、 野田芝居のファンとしては、やはり野田版に 軍配が上がるのですが、 さすがは蜷川、よくぞこれだけ違った芝居に仕上げたな、 と蜷川の天才も充分感じさせられました。 |